桂馬の競馬

なんやかんやで競馬歴30年になってしまった私が競馬の楽しみ方を伝えるブログです。

魅きつけるもの。

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こんにちは♪ 桂馬です。

 

『競馬の何が面白いの?』

聞かれることありませんか?

最近はほとんどありませんが、昔はよくありました。

これ、いろいろありますよね。

そもそもギャンブルが好き、勝負事が好きっていう方もいれば、綺麗な馬が好き、騎手・馬それぞれにドラマがあり、ロマンがあるから・・・などなど。

『人生の縮図』という方もいらっしゃいますね。

なかには、『稼げるから』という方もいらっしゃるのでしょうね。

私は『稼げるから』とは言えませんが、それ以外は全て当てはまっているような気がします。

だから、面白いと思うんですが、ギャンブル・勝負事が楽しいという事が根底にあるからかも知れません。

 

若いときは、パチンコ、主にパチスロをやっていた時期もあります。

モーニングに並んだりもしていました。

あ、今、モーニングってないって聞いたような・・・。ないんですよね?

何かというと、いきなり当たりなんです。全台ではなく、何台かがそうなっているので、開店直後にその台に運よく座れないとダメなんですね。

パチスロだと、基本的にメダル3枚入れてスロットを回すのですが、そこで"7"を狙えば揃うというものです。最小枚数で当たりが引けるのですが、その後、勝てるかどうかは別の話です。

その当たりを引いて、それ以上は望まず、すぐ換金して帰る方もいらっしゃいました。賢い稼ぎ方だなあと思いましたが、ついつい欲が出て、そのまま打ってしまうんですよね・・・。

また、同じ店によく行っていたので、その店の傾向もなんとなくわかるようになり、

『1番~5番の台に座れれば、そうそう負けることはない。』

という状態になっていました。

でも、25歳くらいのときに止めました。

単純作業的なところが面白くなくなったのと、

『勝てる確率0の可能性が0ではない。』と思ったんですよね。

何言ってるかわかりづらいですよねw

スロットの場合、各台毎に1~6までの設定があります。数字が大きくなるほど、当たる確率が高くなります。

この設定はお店が決めます。

さすがにないとは思いますが、全台設定1にすることも可能だと思ったんですね。

まあ、それでも勝つ人っているのかも知れませんが・・・。

『もしかしたら全台設定1の店で勝負しているかも知れない。勝てる確率0なのに。』

そう思うと、一気に冷めて止めました。

 

じゃあ、競馬は?

競馬に限らず、競輪、競艇、オートもそうですが、必ず当たりはありますよね。

10頭立てのレースだと、その10頭のうちのどれかは必ず来る。

それを見つければいいだけ。

 

『じゃあ、別に競輪でもいいんでしょ?』

まあ、そう言いたくなるかも知れませんね。

私には、数十年競馬をやり、その後、数十年競輪をやっている叔父がいます。

よく言われました。

『稼ぎたかったら、畜生はやめとけ。競輪や。』と。

言い方が悪いですが、畜生とは馬のことです。

要するに、馬が入ることによって、何が起こるかわからない確率が上がるから予想が難しくなる。人だけの方が当て易いという意味です。

 

実は、競輪もやっていた時期があります。

電話投票を持っていましたし、競輪場へ何度か行ったこともあります。

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岐阜まで遠征した日のことです。

そこで、"腹巻に札束を差した人"と遭遇しました。

『うわっ、ヤバい奴おる・・・!』率直な感想ですw

そして、メインレースの時、たまたまその人の近くになりました。

レースが始まり、その人がしゃべり始めます。

『はい、1、7前出して』『3、4は下げて』※車番は適当です。

するとどうでしょう、その人が言った通りにレースが動くのです。

最終コーナー、『はい、6-5で決まり!』

決まりました。その人が言った通り、寸分違わずレースが展開しました。

『え? 見てきたん?』ほんとそんな感じです。

たまたまにしては自信満々だったし、極めればこんなこともあるんですね。

『稼ぎたいなら競輪や。』この意味がよくわかりました。

 

こんな人、競馬では見たことがありません。

しゃべっているというか、叫んでいる人はいますが、

『おいおい、そんな後ろじゃ届かないよ!』

『あ~、出遅れた・・・』

『めっちゃ、かかってるやん・・・抑えてくれ~!』

『頼む!そのまま!』

だいたいこんな感じでしょうかw

馬がいることで、なかなか思った通りにはいきません。展開を口に出すなんて不可能w

競輪は最大9名、競馬は最大18頭。頭数が多い分、より競馬の方が難しいでしょう。

難しい方が燃える、面白いということもあると思います。

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私は、勝ちたいなあ、稼ぎたいなあと言いながら、競輪はやらなくなり、競艇、オートには全く興味が持てず、予想の難しい競馬だけが続いています。

なぜか、やはり、馬という存在が大きいと思います。

『人生の縮図』とはよく言ったものだと思います。

順風満帆に来ていても挫折し、そのまま消えることもあれば復活することもあり、

鳴かず飛ばずだったけど、突然栄光を手にしたり、あっさり栄光を手にしたけどその後は振るわなかったり、デビューを目指していたけど叶わず、人知れず消えて行ったり、突然の悲劇だったり・・・。

現役時代は数年間しかありません。そこに凝縮されている馬の人生。

自分の人生に重なる部分があったり、無条件に応援したくなったり、圧倒されたり。

何を思っているかわからない馬だからこそ、見る人それぞれの気持ちや想いを入れられるのではないでしょうか。

『この馬はどんなドラマを見せてくれるんだろう。』

私にとって、" 馬そのもの " が " 魅きつけるもの " です。

 

『競馬の何が面白いの?』

 

ではまた♪