こんにちは♪ 桂馬です。
『老黄忠』って聞いたことありますか?
中国では、" 老いてますます盛んな人 " のことをこう呼ぶそうです。
元気な爺さんて感じでしょうか。
私は子供の頃から、歴史が好きだったのですが、その頃に横山光輝氏の『三国志』を読みました。面白くて面白くて、かなりはまったのを覚えています。
中国の歴史に興味を持つきっかけにもなりました。
魏・呉・蜀にわかれた三国時代の蜀の武将で、60歳を過ぎた老将でありながら、
弓の名手とも知られ、一騎討ちで多くの敵将を討ち取る活躍をしました。
この『黄忠』になぞらえ、老いてますます盛んな人のことを『老黄忠』と呼ぶようになったようです。
『競馬界の老黄忠はなんだろ・・・』
ミスタートウジン、トウカイトリック、マイネルキッツ、スノードラゴン・・・etc.
G1を勝った時の馬齢でいうと、タイムパラドックス、ヴァーミリアン、
そして、カンパニーでしょうか。
カンパニーには思い入れがあります。
私が競馬を始めて何年かは、馬券を検討する時に、高齢馬は除外していました。
もちろん、メジロマックイーンのように、強くて調子が良さそうな馬は別として。
馬にも成長タイプがあって、早熟な馬、晩成な馬などありますが、
『晩成型だとしても、6歳を越えるとしんどくなるかな・・・』
と思っていました。
ちなみに、メジロマックイーンは7歳で宝塚記念を勝っていますが、
今の馬齢に直すと6歳なんですよね。
そう思って競馬をやっていくにつれ、高齢馬でも上位入線することが、少しずつ増えてきたような気がしました。
私の感覚でしかありませんが、『そんなに馬齢は気にしなくてもいいかな』と思うようになりました。
そして、
2008年 11月 2日 (日) 第138回 天皇賞(秋) を迎えます。
私の中の名馬、ダイワスカーレットも出走していました。
1番人気 ウオッカ
2番人気 ダイワスカーレット
3番人気 ディープスカイ
『ほぼほぼ、この3頭で決まりだろ。』
そんな雰囲気だったと思います。馬券的には面白くありませんね。
『でも、天皇賞(秋)って何が起こるかわからないからな・・・』
なんか隠れキャラいるんじゃないかなと見つけたのが、11番人気 カンパニーでした。
カンパニーの結果は、ハナ、クビ、ハナ差の4着。惜しい!w
ウオッカ、ダイワスカーレット、ディープスカイ、カンパニーの順でした。
余談ですが、いまだにこのレースを勝ったのはダイワスカーレットだと思い込んでいますw
ダイワスカーレットとカンパニーで決まれば最高だったんですけどね。
たまに不思議なことが起こるんですが、このときに思ったんです。
『来年の天皇賞(秋)はカンパニーやな』と。
出走するかどうかもわからないのに。
そして、さらに迎えました、
2009年 11月 1日 (日) 第140回 天皇賞(秋)
1年は早いですね。あっという間w
カンパニーはちゃんと出走してくれました。ちゃんと私も覚えていました。
前年が11番人気でしたが、今年は5番人気になっていました。欲を言えばもっと人気薄を期待していたんですが、毎日王冠を勝ってたのでこればっかりは仕方ないですね。
そして、レースですが、しっかり勝ってくれました!
たまたま運よくまぐれでスクリーンヒーローも持っていたので、最高に嬉しかったですね。
8歳でのG1勝利。G1勝利最高齢でした。
しかも、次走のマイルチャンピオンシップまで勝ってしまうのですから、
まさに、『老黄忠』に相応しい馬だと思います。
人間社会でも高齢化が進んでいますが、年齢関係なく、まだまだ可能性はあるよと言われているような気がしました。
"無事是名馬"というように、その馬齢まで走れるだけでも名馬だと思うんですけどね。
あ、そういえば、まだいますね・・・。
競馬場ではあんまり見かけなくなった気がしますが、ウインズではよく見かけますね。
『なんでその位置取りなんだよ!』
『よし!8番こい!』
『あ~あ、今日も負けだよ・・・』
まあ、元気な大先輩方ですよ。
私も、そうありたいと思います。長く楽しまないとね♪
ではまた。