桂馬の競馬

なんやかんやで競馬歴30年になってしまった私が競馬の楽しみ方を伝えるブログです。

キャロル。

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こんにちは♪ 桂馬です。

 

本日、チョウカイキャロルが亡くなったようです。

数日前から体調を崩し、肺炎を発症していたようです。

令和になって、ディープインパクトが亡くなり、キングカメハメハも亡くなりました。

ディープインパクトが17歳、キングカメハメハが18歳でしたが、チョウカイキャロルは28歳でした。

人間の年齢に換算すると、ディープインパクト52歳、キングカメハメハ55歳、チョウカイキャロル80歳になるようです。

チョウカイキャロルは長生きできたのではないでしょうか。

いずれにしても、なんか寂しい気がしますね・・・。

ご冥福をお祈りいたします。

 

さて、チョウカイキャロルは1994年にデビューしました。

新馬戦で大差勝ちしますが、次走のセントポーリア賞では2着に敗れます。

桜花賞出走を目指し、フラワーカップに出走しますが、3着に敗れたため、本賞金が加算できず、桜花賞には出走できませんでした。

そこで、残念桜花賞と言われていた、忘れな草賞に出走し、4馬身差の圧勝。

そして、オークスに出走し、見事勝利を収めました!

1994年1月にデビューしてから5戦目にしてのクラシック制覇。

当時の牝馬三冠は、桜花賞オークスエリザベス女王杯でした。

次の目標は秋のエリザベス女王杯です。

 

チョウカイキャロルには強力なライバルがいました。

ヒシアマゾンです。

当時、外国産馬はクラシックに出走できないということだったので、ヒシアマゾン桜花賞オークスには出走できませんでした。

3歳時(現:2歳)に阪神3歳牝馬ステークス(現:阪神ジュベナイルフィリーズ)を勝ったG1馬です。

エリザベス女王杯までに10戦し、7-3-0-0(1着-2着-3着-着外)と連帯率100%でした。

 

そんな2頭が激突したのが、1994年エリザベス女王杯

ヒシアマゾンが圧倒的1番人気で、単勝 1.8倍。

チョウカイキャロルは2番人気でしたが、単勝 7.2倍と大きく開きがありました。

そして、レースでは、この2頭が激しい叩き合いを演じ、ほぼ同時にゴール板を駆け抜けます。

長い写真判定の結果、

1着 ヒシアマゾン

2着 チョウカイキャロル

その差はわずか3cmだったようです。

3cmとはいえ負けは負け。陣営は相当悔しかったに違いありません。

ただ、間違いなく名勝負でした。

その後、翌年になり、中京記念は勝ったものの、宝塚記念12着後に真菌性喉のう炎という病気を発症していることが判明し、休養、そのまま引退しました。

 

通算成績 12戦4勝 2着4回 3着1回 着外3回

連帯率 66%、複勝率だと75%!

素晴らしい成績だと思います。

チョウカイキャロル、思い出の馬の1頭です。

 

ではまた。